慢性的に頭痛を起こす人の多くは、解熱鎮痛薬を飲んでとりあえず痛みを抑えることでやり過ごしてしまうひとが多いと思います。ところが、自己診断で合わない薬を飲み続けることは、却って頭痛を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。医師の診断の元、正しい治療を行うことが必要なのですが、その方法のひとつとして、漢方薬を利用するというのもあります。
片頭痛は、漢方の考え方で言うと「気(生命エネルギー)」が正しく巡らず、逆行している「気逆」という状態であると考えられています。そのために気の巡りを元に戻す呉茱萸湯(ごしゅゆとう)などの漢方薬を用いて、症状を緩和していきます。呉茱萸湯(ごしゅゆとう)の他に、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)・桂枝人参湯(けいしにんじんとう)・五苓散(ごれいさん)・半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)などがあります。
緊張性頭痛に関しては、葛根湯(かっこんとう)が有効であることが知られており、群発頭痛に対しては、今のところ漢方薬を用いることは少ないようです。


